記憶を空に預けるまで

神経疾患により休職→退職を経て、、回復に向けて様々な趣味に挑戦しています。現在は教育関係の仕事をしています。

ドイツへの留学について

こんにちは。

今回は少し真面目な話です(悲しいとかそういう内容ではありませんので、ご興味のある方はそのままお読みください!)。

 

私はドイツに行ったことはありませんが、教育システムが日本とは全く異なるものであることや、留学を志す方も多いのではないかと思うので、個人的に調べたものをこちらでまとめます。

 

・ドイツの初等・中等教育について

ドイツという国。

動物愛護先進国、

環境保全先進国、

芸術も文学も盛ん、

魅力が沢山ある国ですね。

 

私が通っていた大学でも、交換留学を実施しておりましたので、条件を満たせばドイツのデュッセルドルフへ行くことができました。

仲の良かった友人も、半年間デュッセルドルフへ留学していましたよ。

デュッセルドルフは日本人が多い街のようなので、非常に暮らしやすい土地のようです。

(デュッセルドルフ大学には日本を専攻して学ぶ学科があるんだとか…)

 

※私自身はオーストリアにしか興味がなかったので、最初から選択肢に入れていませんでした。

留学なんて学生のうちに行かないと機会が激減しますから、行っておけばよかったなとちょっとだけ後悔しています。

 

さて、前置きが長くなりましたがドイツの教育システムについて、簡単にご説明します。

日本での小学四年生にあたる10歳になる年に、翌年から通う学校を決める必要がある、というのが最大の特徴と言えるでしょう。

https://wakuwork.jp/archives/18355

↑詳細はこちらをご覧いただくとわかりやすいかと思います。

 

大学進学を目指すにはギムナジウム(Gymnasium)に入る必要があります。

後になって別の学校形態からギムナジウム編入するのは、かなり難しいと言われています。

 

したがって、例えば日本で中学三年生の子が

「ドイツの高校に通いたい」

と志高いことを言ったとしても、「入学(編入)」は極めて難しいと考えられます。

現地の子どもですら難しいのに、外国籍でとなると様々なハードルがあるでしょう。

※気持ちとしては応援したいですけどね!!

 

良くても短期〜中期での語学学校留学や、姉妹校に交換留学が現実的な選択になってきます。

そもそも初等・中等教育の制度が全く異なりますので、仕方ないことですね…

 

・大学などの高等教育は?

高校以下から現地の公立高校への入学や編入が難しいことはわかりましたが、じゃあ大学はどうなんでしょうか?

結論として、割と思ったより簡単に行けます。

 

「外国への留学?大変なんじゃないの?」

と考える方は多いと思います。

それもそのはず、英語圏(アメリカやイギリスなど)は学費が超〜〜高い上に、ビザの申請とかも面倒です。試験は学校によりますね。

イギリス留学→https://www.ryugaku.co.jp/country/GB/smart.html

アメリカ留学→http://www.ryugaku.co.jp/country/US/smart.html

 

しかしEUではどうでしょう。※イギリスはまだEUというのはひとまず置いておいて、大陸内での話に限定します。

語学能力さえ証明できれば、特に入試を受けることなく入学できちゃいます。

いやもちろんビザも申請が必要ですし、その他諸々手続きや準備はありますけども、英語圏のそれとは比較にならないほど「オープン」な印象です。

しかも学費が格安です。

1セメスターで500〜700ユーロなので、日本の国立より安いですよ。

費用についてはこちら→https://ryugaku.kuraveil.jp/countries/germany

 

学校によって必要な語学力は変わりますが、B2〜C1程度を求められると思います。

C1で英検でいう準一級〜一級程度ですから、かなり高い水準といえます。

(その語学力証明はヨーロッパで認められてる証明でなければいけないので、ドイツ語ならゲーテ・インスティテュートの試験が無難でしょう。ゲーテなら日本でも受験できますよ)

※間違っても日本の独検だけで乗り込まないように!日本国内でのみ通用する資格です。

 

そりゃそうですよね。

現地の言葉で大学の授業を受けるわけですから、ネイティブの人に引けを取らない理解力があって然るべきです。

ですから、現地の大学に現役で入学するには高校生のうちから現地の言葉を学ぶ必要が出てきます。

高校での勉強もありますから、なかなかハードだと思います。

 

そういった事情もあるため、

ひとまず日本の高校ないし大学を出てから、現地の語学学校で半年や一年勉強して、現地の大学を受験するという選択をする人が多いのではないでしょうか。

かくいう私も、日本の大学を卒業して就職→休職→復職→退職→アルバイトしながらドイツ語の勉強(イマココ!)→大学院進学という道のりを辿っております。

 

語学は若いうちから始めれば、その分アドバンテージになります。歳を重ねれば脳は衰える一方ですから…

本気で現役で現地の大学に行きたいと思ったら、高校での勉強と並行してドイツ語を学ぶことになるでしょう。それを覚悟できるなら目指すのはアリだと思います。

それだけ向こうでやりたいことがはっきりしていれば、きっと頑張れると思います。

 

私も目標のために頑張っています。

一緒に頑張りましょう。