記憶を空に預けるまで

神経疾患により休職→退職を経て、、回復に向けて様々な趣味に挑戦しています。現在は教育関係の仕事をしています。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンを観ました

先日Netflixを契約したので、せっかくだからと色々な作品に触れようと思いまして、京都アニメーション制作の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を視聴し始めました。

 

1話しかまだ観ていませんが、美しい作品だと思いました。

作画やキャストやストーリーを語るのは簡単です。わかりやすい指標ですから。

ただ、この作品についてはそれらの要素で安易に評価することは、何故かとても抵抗感を覚えます。

 

芸術とは、それを創り出す者、それを鑑賞する者に、「感動」という言葉では表現できないほどの何かを与えるものです。

アニメーション作品は、現代における総合芸術だと個人的に捉えておりますが、この「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」には、その真髄を見せられたかのような衝撃がありました。

 

2話以降どのように展開していくのか非常に楽しみではありますが、私はこの作品を何話も続けて見ることができません。それほど濃密で、美しくて、胸を抉ってくる静かな激情を秘めています。

 

好みが分かれるとは思います。おそらく架空の舞台設定ですが、戦後のヨーロッパと見受けられるので、重めのエピソードは避けて通れないでしょう。

しかし、その重さはただ悲しいだけではない何かがあります。そういった作品がお好きな方には、全力でお勧めしたいと思います。